海外×らーめん!その4 “Taishoken” in Paris

前回に引き続き、今回もパリにあるTaishoken(大勝軒)です。最近は分裂騒動が記憶に新しい日本でもお馴染みの大勝軒ですが、パリにも大勝軒と名前を掲げているお店があります。私が訪れたときには、Naritakeと同じくオペラ地区にあったのですが、調べてみると現在は移転(?)しているようですので、お間違えのないようにご注意ください。ちなみに元々あったところには、別のどさんこというらーめん屋が営業しているようです。(Dosanko | Yelp

住所: 27 rue du Colisée, 75008 Paris
営業時間: 不明
定休日: 不明

店の外観(移転前)はこんな感じ。
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期待もむなしく…

大勝軒はたまに日本でも食べていたので、内心かなり期待していました。しかし、私が食べたらーめんは麺とスープの相性が悪いのか絡みあっておらず、申し訳ないですが非常に微妙なクオリティでした。一緒に頼んだ餃子も乾ききっていないお皿に盛られており、せっかくのパリッと焼きやがった餃子が台無し…。前日のNaritakeがよかっただけになんとも残念でした。お店自体は、接客は悪くなかったですし、お客さんもたくさんいたので、たまたま外れだったのかもしれません。(Taishoken | Yelp

注文したらーめんがこちら。醤油ベースのスープでした。taishoken_2

Ramen vs Lamen

蛇足ですが、日本語のらーめんは英語圏ではRamenという綴りで広く知られています。ただ、今回紹介した大勝軒の看板を見てもらうと、Lamenとなっています。海外ではまれにですが、Lamenという綴りが使われているのを目にすることもあります。日本語でらーめんと発音したとき、”ら”の音は”R”よりも”L”ではないのかという主張からきているのでしょう。一方で、普通は”R”始まりのRamenが使われているのは、ローマ字で日本語のら行は”Ra Ri Ru Re Ro”と当てはめられているからなのだと思います。パスポートで日本名をローマ字表記するときもら行は”R”にするのが一般的なようです。また少し別の話になりますが、そもそも日本語のら行は”R”でも”L”の音でもないと聞いたこともあります。一つの言語からまた別の言語に変換するとき、音や意味などは可逆でないことも多くあって、どうにか変換して取り入れていくことで相互理解に繋がっていくのではないか、ふとそんな風に思いました。