留学するならホームステイ、ルームシェア、学生寮?その3“学生寮編”

留学するとき、どこに住むかは一つの大きなポイントです。長期の場合、形態としてはホームステイ、ルームシェア、学生寮の大きく3つがあるかと思います。短期であればホテルも聞いたことがありますが。今日は、全てを経験した私がそれぞれのメリットとデメリットについて説明していきます。今回は学生寮編。

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私の学生寮

場所:イギリス、期間:1年間、家賃:110ポンド/週(光熱費・通信費等込)

私の中で一番トラブルが多かったのが、大学院時代に住んだ学生寮でした。間違いなく最もコスパが悪かったです。契約のため一年間住む必要があったのですが、初めから選ぶべきでなかったかなと思います。言いたいことが山ほどあるので、これから学生寮を考えている人は気をつけてください。愚痴のまとめとなります笑。

学生寮のつくりは、各階にフラットがいくつかあり、フラット内には4〜6人が一緒に住んでおり、個人の部屋と共用のキッチンがありました。個人の部屋にあるのはベットや机、また、トイレとシャワーも。トイレとシャワーが共有のところも結構あったのですが、自分の中でここだけは譲れないポイントでした。

騒音問題

最初から最後まで悩まされたのが騒音問題でした。私がいた学生寮は部屋間というか建物の壁が薄いせいか、隣の部屋から電話の話し声が聞こえてくるレベル。他の学生寮にも遊びに行きましたが、私のところが防音性は最悪でした。

最初に入った部屋では、明け方まで大声で電話したり、大音量で音楽を流す素晴らしいフラットメイトのおかげで全然寝れず、管理人に苦情を入れるとめでたく部屋移動となりました。フラットメイトを追い出して欲しいと伝えたのですが、面倒を避けたいのか結局私が移動するはめに。「最初に入った」と書いたのは、たったの一年間で合計3回も部屋移動をしているからです…。

最後の学期にいた部屋でも同じようなフラットメイトのせいで、寝れず&勉強に集中できず、と最悪の経験でした。管理会社に連絡してもなかなか解決せず、最後は本人に直接手紙を書いて渡したところ、さすがに効いたのか改善されました。相手からは謝罪とともに「そんなにうるさいとは思わなかった」と言っていましたが、嘘つけと。学生寮の場合、フラットメイトが誰になるかはほんとに重要です。おそらく選べないのですが…。

部屋移動が3回?!

これは私が特殊な例にはなってしまうのですが、たったの一年間で3回も部屋移動し、4つの部屋に移るはめになりました。毎回、数時間以上が引っ越し作業で潰れてしまい、勘弁して欲しかったです。

1回目:フラットメイトの騒音問題のため
2回目:建物のリノベーションのため
3回目:調整のため

2回目のリノベーションは仕方がないのですが、3回目なんて相手の都合で移動して欲しいと言われました。管理人に強めに抗議したのですが埒があかず、最終的にこちらが折れました。

共有スペースでの問題

私の学生寮では、キッチンがフラットメイトで一緒に使う共有スペースとなってました。これもフラットメイト次第になるのですが、最後に暮らしたフラットメイトは衛生観念が私とかけ離れていて辟易しました。例えば、下記画像のように食べたものをシンクに数日放置したり、生ゴミを腐敗臭がするまで片付けなかったり…。

多少の衛生観念の違いは国や文化が違うので仕方ない部分もあると思うのですが、他人の所有物を勝手に使う人がいて、これは許せないなと思いました。下記、2つ目の画像ではあるフラットメイトが他のフラットメイトに対して、「私物を使ってもいいけど、元通りに戻してね」と注意していました。しかし、私はこのメッセージを書いた本人が私のスポンジや洗剤を勝手に使っているのは見たことがあります笑。

これで数日放置は当たり前。私が神経質すぎるのでしょうか?

私物を勝手に使われて注意を促すメモ。

荷物の受け取りが楽

ここらで良い点も書いておきましょう…。管理人が常駐していれば、荷物の受け取りは自分が不在でも彼らが行ってくれます。日中は学校でいなかったり、時間の指定がそもそもできなかったりして、これは助かりました。

友達との近さ

これも良い点です。学生寮なので同じ大学に通う友達も住んでおり、自然と顔を合わせる機会が多くなりました。偶然会った友達と合流して、どこかに出かけてということもあったり。

立地

私の場合、学校の真向かいに学生寮があり、通学は非常に楽でした。学生寮が近くて良いのが、お昼を食べにや空き時間に帰ることもできる点です。毎日、学食や外食ではお金がかかるので、節約するのに助かりました。授業の空き時間に昼寝をしに帰って、また、夕方の授業に出席してといったこともでき、隙間時間の有効利用に役立ちました。

理想はスタジオタイプ?

イギリスでは、学生寮の部屋の種類としてスタジオ(Studio)タイプというのがあります。このスタジオタイプは、各部屋がホテルのように独立しており、部屋の中にバスルームやキッチンも含まれています。共有スペースで他のフラットメイトに気を使う必要が減ります。少し気になるのは、料理を生活スペースで行うので衣服やベッドに臭いがついてしまう恐れがあるところでしょうか。家賃は3割ほど高そうでした。

信じられない狭さ

部屋自体も狭かったのですが、シャワーがとにかく狭かったです。電話ボックスくらいのスペースしかなく、シャワーのノズルが固定されているため、非常に使いづらかったです。

狭さが伝わるでしょうか?

固定されたシャワーノズル…。水圧が低いのは言わずもがな。

まとめ

個人的に恵まれてなかったこともあり、散々悪いことばかり書いてしまいました…。ただし、2部屋目と3部屋目ではフラットメイトに恵まれ、一緒に火鍋をしたりジムに行ったり、とても仲良くなれたということもありましたので、学生寮は完全にフラットメイト次第ですね。

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