以前、以下の記事で紹介しました、Kickstarterの世界最小4Gスマートフォン(*)”Jelly”が遂に我が家にも届きました。今回は、開封の様子や操作感などの感想をゆるめにまとめていこうと思います。電源をつけるまでにつまずいた点もあり、対応策も説明していますのでこれから開封する方の参考になれば幸いです。(*世界最小はキャンペーン時で、現在は2番目になった模様。)
先に結論を言ってしまうと、Jellyという良いおもちゃを手に入れたなと大満足。出資分の価値は間違いなくありました。質問等ありましたらお気軽にコメントでお尋ねください。
開封の儀
外装
まずは、ざっと外装から見ていきましょう。Jellyは値段が1万円くらいなので、クオリティもそれなりかなと思っていたのですが、箱からして良い質感で好印象。
左からJelly本体、アームバンド、ケース。これに追加して予備バッテリーも頼んでいたのですが、日本には発送できないとのことでキャンセルとなりました。返金待ち中。
箱の横から。Jellyのロゴ。
箱の底面。Jelly Proのスペックが列記されています。
箱の表面。某Appleの某iPhoneのような箱です。
Jelly本体
続いて、Jelly本体に移っていきましょう。外装と同じく、1万円弱とは思えないような良い質感に驚き。昔の折りたたんだガラケーくらいの小さいサイズなのにしっかりスマホです。
出ましたJelly本体。パールホワイト、スカイブルー、スペースブラックの三色から黒を選びました。
サイズ感を掴むためにiPhone 6sと比較。なんて小ささ…。
付属はUSB充電器と充電ケーブル。コンセントの形状は日本でも使えるタイプA。
本体背面。上部に背面カメラとフラッシュ、下部のスリットはスピーカーのため。
本体左側面。ボリュームボタンのみ。
本体右側面。電源ボタンとUSBコネクタ。形状は一般的なMicro-B。
本体表面上部より。Appleがなくしてしまったヘッドホンジャックもきちんとあります。
つまずきその1、電源がつかない…?
一通り写真を撮ったところで電源を入れようとするもつきません…。充電されてないのかと思って、しばらく充電するも全く反応なし。バッテリーも入ってるっぽい…。
原因を探るためKickstarterを確認すると、他のユーザーからのコメントで、出荷段階ではバッテリーがプラスチックの袋に包まれているので取り出す必要があると書いてありました。どっかに書いておいてよ笑。
あれま、これじゃ電源がつかないわけだ。バッテリーは950mAh。最新のスマホだと3000mAhくらいはあるので3分の1ほど。
バッテリーを取るとSIMカードスロット2つにmicroSDスロット。ひとまず、余っていたIIJのSIMを入れてみました。
つまずきその2、背面パネルが開かない…
バッテリーの包装を取るため、背面パネルを開けようとするも開け方がわからず、ここでも苦戦…。例によって、開け方なんかはどこにもかかれていません。
正解は、下記の動画にもあるように“充電コネクタなどの隙間から頑張って開ける”でした笑。動画中ではギターのピックを使って傷つけないようにしています。手だけを使って開けるには硬すぎますし、傷や破損に繋がりかねないので、ピックのようなある程度硬さがあって、かつ、傷つきにくい素材のものを使うのがいいかと。もっと開けやすいように工夫して欲しかったですね。
棒状のがiPhoneを開けるためのツール。おにぎり型のがピック。
電源ついたー!
なんとか背面パネルをこじ開け、バッテリーの包装を取り除き、ようやく電源がつくところまでたどり着く。まだまだJellyについての情報は少ないので、想像してたよりも手こずってしまいました。
起動中。ちゃんと付いた。
ホーム画面。IIJのSIMカードを入れたからか最初から日本語でした。
しっかり4Gを掴んでいます。
APNは設定せずともIIJ(ドコモ系)で認識してくれました。IIJの他にも、プリセットでmineo、OCN、U-mobileなど日本のキャリアも入っているのが確認できます。
操作感など
Jellyが届いてから数日使ってみた時点での良い面と悪い面を列挙してみます。想像してた以上にキビキビ動くなというのが第一印象で、正直舐めてたなと驚きました。画面が小さいのでタッチや文字入力が難しいだろうと思っていましたが、案外どうにかなるもんだなといったところ。ただし、画面端部の反応が悪かったり、タッチしたい目的の場所近辺に他のものもあると押し間違えることも多いです。Jellyの使用用途としては、メインには厳しいと感じましたが、2台目以降のサブで使う分には十分かと。SIMフリーなので海外旅行用に持っておくのもいいと思います。
良い面
- 動作でもたつくこともあるが、期待してた以上にキビキビ動く。
- 片手で苦労なく使えるのが良い。
- 英語の入力はGboardを入れると良い。
悪い面
- 画面の端部をタッチするのがうまくいかないことがある。
- ポケモンGOは対応してるが、Apple Musicなど対応してないアプリもあり。
- 画質はまずまずで、YouTubeで480p程度まで。
- 技適の取得が未確認
- 電池の持ちが悪い
手に入れるには?
KickstarterやIndiegogoでのキャンペーンは終わってしまいましたが、製造元のUnihertzのオンラインショップで購入が可能です。値段の方はキャンペーン時より多少上がっており、125ドルで販売中。日本の代理店(?)も販売しているようですが、1万円以上も値段が跳ね上がっていましたので、Unihertzからの購入がいいかと思います。個人的に2万円以上出してまで手に入れたいとは思わないので。
技適について(追記)
日本で住んでいると気になる技適については、別の記事でまとめましたのでご覧ください