これなら一目瞭然!インドのベジタリアンマーク

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ベジ or ノンベジ?

私の職場には仕事柄インド人が結構います。彼らの多くはヒンドゥー教を信仰しており、宗教からくる食事制限のためベジタリアン(菜食主義者)が多いです。驚くべきことにインドでは40%の人がベジタリアンなのだとか。一概にベジタリアンと言っても、肉、乳製品、卵、魚などは人によって食べたり食べなかったりするようです。お酒も控える人もいたり、たくさん飲む人もいたり。期間によってベジタリアンのような食生活に変えているという人もいました。

彼らに話しを聞いてみると、ベジタリアンにとって日本での食生活は簡単とは言えないようです。例えば、ベジタリアンが多くいる国ではレストランに行くとベジタリアンメニューがあったりしますが、残念ながら日本ではベジタリアンに対応していないことがほとんどのため、食べていいかの判断ができないと。料理に含まれる食材がわかればいいわけですから、イスラム教のハラルのように食材の処理方法までこだわらないので、自炊する分には問題ないようですが。

私個人はベジタリアンでもありませんし、「日本がベジタリアンに対応していないから改善するべき」とまでは思ってはいません。ただ、インドでのベジタリアンへの配慮に感心することがあったので紹介してみたいと思います。

ベジタリアンマーク

さてさて、私が感心したのはベジタリアンマークという仕組みについてです。

先日、里帰りしていたインド人からもらったお土産に謎のマークがついているのが目につき、ふと気になって聞いてみると、それがベジタリアンマークというものだと教えてくれました。

インドでは食品がベジタリアン向けかどうかを見分けるため、このベジタリアンマークの表示が義務づけられています。マークは日本の国旗に似ており、緑色ならベジ、赤色ならノンベジ向けという判別方法です。ベジタリアンは商品を買うときにこのマークさえ見れば、自分が食べられるか否かがわかると。シンプルながら良いアイデアですね。

これなら商品の外観を損ねることもありませんし、商品に書いてある言葉がわからなくても一目瞭然なわけです。日本でもアレルギーに対しては表示義務がありますが、日本語が理解できなければわかりませんので外国人にはハードルが高いと思います。こういった制度を導入すると企業の負担は増えることになりますが、国際化していく社会には必要かもしれませんね。

参考:Vegetarian and non-vegetarian Marks | Wikipedia

ベリタリアンマーク。これは緑色なのでベジ向け。
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日本でもお馴染みのキットカットにももちろんベジタリアンマーク。
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