Macで「プリンタとスキャナ」を追加する際、自動検出されないため手動で追加しないといけない場合があるのですが、何故かデフォルトのままでは「詳細」という項目が表示されていません。どのようにすれば表示するように変更できるのでしょうか。
プリンタとスキャナ
「プリンタとスキャナ」の設定は、「システム環境設定」下の「プリンタとスキャナ」から行うことができます。以下、「詳細」の追加の仕方を説明していきます。
「プリンタとスキャナ」の設定画面。右下の「＋」ボタンから追加することができます。削除したい場合は隣の「−」です。
デフォルトでは「詳細」は表示されてません。追加するには「Windows」横の空白部で、右クリックかcontrolを押しながらクリックします。わかりにくい…。
メニューが表示されますので、「ツールバーをカスタマイズ」を選択します。
表示項目を編集できるようになるので、「詳細」をドラッグしてあげます。デフォルト状態では「詳細」だけが含まれていないようですね。
これで「詳細」が表示されるようになりました。
ページ記述言語って？
話題はそれてしまいますが、「詳細」から手動で追加するドライバの項目に「一般的なPostScriptプリンタ」と「一般的なPCLプリンタ」という選択肢があり、聞きなれない言葉だったので少し調べてみました。
どうやら印刷をする際には、パソコンからプリンタへ「ページ記述言語」を使ってデータを送っているんだそうです。よくよく考えてみれば、パソコンで表示されている画面を印刷するには、文字の位置情報をプリンタへ送って指示してあげる必要がありますね。これを担っているのが「ページ記述言語」だということです。
「ページ記述言語」の種類として、アドビが開発したPostScript、ヒューレット・パッカードが開発したPCLといった言語があるのだとか。言語によって細かい描写に向いているなど、特性が異なるようです。参考リンクの日本語版ページでは10種類程度ですが、英語版ページを見てみると何十もの種類がありました。
利用者からすれば、画面に表示されたものと印刷されるものは一致して当たり前くらいの感覚ですが、このような技術によって支えられてたんですね。