イギリスで留学生が銀行口座を開設するには?手順や必要書類について

海外に長期滞在する際、現地の銀行口座があると日本からの送金や現地での支払いなど何かと便利なことがあります。今回は、イギリスで留学生が銀行口座を開設するには何が必要か、どのような流れになるかを私の経験を基に説明していきます。

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イギリスのビック4

はじめに、イギリスにはどのような銀行があるのでしょうか。イギリスで最大手はビック4とも呼ばれ、Barclays、HSBC、Lloyds Banking Group、The Royal Bank of Scotland Groupのことを指すそうです。HSBCは香港ですが、その他はイギリス始まりだそうで。

私が口座を開設したのは、エジンバラに本拠地を置くTSBというところ。理由は大学からの紹介状(Bank Letter)で指定されている銀行の中で一番近かったため。こだわりはなかったので、名前は全く気にせず近いところに決めました。

TSBでの口座開設

口座開設前の私の状況は、「イギリスの大学院で修士を1年かけて勉強する予定で、Tier 4ビザを持っている」でした。ネットで調べると、1年未満の語学留学であったりすると開設が難しいこともあるのだとか。

1. 必要書類の準備

前述した大学からのBank Letterに、Unconditional Letter of Acceptance(条件なし合格の証明)、パスポート、ビザ、Proof of Address(住所を証明する書類)の4つを持って行くようにと指示がありました。Proof of Addressは住んでいる学生寮に頼んで発行してもらいました。この他、公共料金の請求書などでも大丈夫なようです。

2. 銀行で予約を取る

必要書類を集めて近くの支店へ行ってみると、「口座開設のためには、予約を取る必要がある」と説明を受けました。結局、近くの支店では予定が合わず、少し離れた支店での予約を取り付けてもらいこの日は終わり。

3. 口座開設の面談

予約当日は、口座開設に当たって説明や質問をされました。大体1時間程度だったかと思います。私が聞かれたのは、何故口座を作りたいのか、どのくらい入金する予定か、大学では何を勉強するのか、などなど基本的なことでした。

4. デビットカード受け取り

口座開設は即日ではなく、デビットカードの受け取りまでは約1週間かかりました。銀行からは、デビットカード、初期PINナンバー、オンラインバンキングのアクティベーションコードの3種類を別々の封筒で受け取りました。

コンタクトレス万歳!

実際に口座を開設してみてとにかく一番良かった点は、デビットカードがコンタクトレス支払いに対応していることです。このコンタクトレス支払いというのは、日本でいうSuicaと同じでかざすだけで決済ができるというものです。かざすだけなので、従来のようなサインやPIN入力は必要ありません。イギリスではスーパー、バス、バーなどあらゆるところでこのコンタクトレス支払いが普及しています。現金要らずになるので本当に便利です。

次に良かったことというと、友達への送金が手軽に行えるようになったこと。詳しくは知らないので条件付きなのかもですが、イギリスでは国内にある口座間のお金の移動が手数料無しでできるようです。例えば、友達に食事代をまとめて払ってもらったとき、スマホのアプリからすぐに送金できます。

TSBのコンタクトレス支払い対応のデビットカード。右中央にあるマークがコンタクトレス支払い対応の印です。

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