表計算ソフトと言えば、一番有名なのはMicrosoftのエクセルですが、Googleが提供するスプレッドシートも簡単な作業であれば十分事足ります。今回は、そんなスプレッドシートで関数による翻訳が出来るとのことで調べてみました。
スプレッドシートの利点
私は仕事でエクセルもスプレッドシートも両方使っておりますが、スプレッドシートの利点として、同時編集などの共有作業やどこからでもアクセスできるという点が優れていると思います。エクセルでも同時編集も可能ですが、いちいち上書き保存しないと更新が反映されないという煩わしさがある一方、スプレッドシートならば何もせずともリアルタイムで更新されます。
関数で翻訳?!
基本的にスプレッドシートよりも高度な機能を持つのがエクセルという整理になると思うのですが、エクセルになくてスプレッドシートには存在する関数があります。その一つが今回紹介する翻訳機能です。関数として下記のような感じでいたってシンプル。
=googletranslate(テキスト,”ソース言語“,”ターゲット言語“)
テキスト | 翻訳したい言葉 |
ソース言語 | 翻訳元の言語 |
ターゲット言語 | 翻訳後の言語 |
例としては、=googletranslate(りんご,”ja“,”en“)
とすることで『りんご』を日本語から英語に翻訳することができます。ちなみに言語の一例として、日本語はja、英語はen、スペイン語はesとなります。言語を自動で検出したいときはautoでもいけます。
テキストはセル参照でも可能です。
りんごがAppleと変換されました。同様にスペイン語にも試しに変換しています。
最終行では文章にしてみましたが、これでもいけております。多言語で単語帳を作るのに便利そう。英語は英語でもイギリス英語とアメリカ英語にできたら面白いと思ったのですが、対応してなそうでした。
各言語の略称
一例として、日本語、英語、スペイン語を紹介しましたが、スプレッドシートの翻訳関数では言語を2文字で表す形式に対応しているようです。これらはISOの639-1で定められているんだとか。
下表にいくつかの言語の略称をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
ja | 日本語 |
en | 英語 |
es | スペイン語 |
fr | フランス語 |
de | ドイツ語 |
it | イタリア語 |
ar | アラビア語 |
zh | 中国語 |
ru | ロシア語 |
th | タイ語 |