前回から3回にわたって、免許証の早期更新(更新期間前の更新手続)、持ち込み写真による免許証更新、国外運転免許証(国際免許証)の発行について、私の経験をまとめています。今回は、持ち込み写真による免許証更新についてです。
この記事は、2017年11月現在、東京都にある府中運転免許試験場での場合となります。必要書類や手順等については、事前に各都道府県の試験場、免許更新センター、指定警察署にお問い合わせください。
持ち込み写真にする意義は?
免許証の更新時には、顔写真も併せて撮り直しとなります。ようするに各試験場、免許更新センター、指定警察署での撮影となるのですが、このとき満足のいく写りで撮ってもらうのは至難の技です。流れ作業の中で、服装や髪型をきちんと直す機会もなかったり、往々にしてベストとは言い難い出来上がりになります。
別に気にしないのならいいのですが、免許証は一度作ると次の更新まで最長5年も同じ写真を見続けないとなりませんし、意外と人前で出す機会もあったりします。そこで、事前に撮影した持ち込み写真を免許証に使おうというのが今回の試みです。事前に撮影すれば納得のいく写真が免許証で使えるというわけです。
無料で済むところに、余分なお金と撮影するための時間がかかってしまいますが、納得のいく写真にできるのであれば試す価値は十分にあると思います。
持ち込み写真の条件は?
前提として、東京都の場合は各運転免許試験場(府中、鮫洲、江東)でなければ持ち込み写真には対応していないそうです。他道府県については各自でお調べください。
持ち込み写真の条件については、下記参考リンクに詳しく書かれていますのでご覧ください。細かい条件で素人には理解が難しいので、私は写真スタジオで撮影して頂きました。スタジオやカット数によると思いますが、数千円程度の出費で済むはずです。街中にある証明写真機ならば千円ほどで抑えることもできます。私はスタジオを推しますが。
最終的に縦3.0cm×横2.4cmのサイズの写真が1枚必要になります。この1枚は提出するため、返却されることはありません。
運転免許試験場での手順や注意点
東京都の場合は、最寄りの運転免許試験場へ行き、免許証の更新に「持ち込み写真を使いたい」との旨を受付で伝えれば大丈夫です。別の窓口で持ち込み写真が適切か否かが確認されます。窓口では係員がルーペを使って確認していましたが、おそらく問題ないとのお墨付きを頂きました。持ち込み写真は撮影代こそかかりますが、運転免許試験場で追加手数料は一切かかりません。
係員から聞いた持ち込み写真の注意点は2つあります。1つ目は、持ち込み写真を取り込んで免許証に使うため、元の写真よりは画質が落ちるということ。出来上がった後に前の免許証と比べると確かに鮮明さは多少落ちるものの、持ち込み写真の方が写りがいいので気にするレベルではありませんでした。2つ目は、通常よりも免許証の発行時間がかかるということ。数十分ほど遅くなるかもしれないと言われましたが、私は講習のタイミングが悪く、どちらにせよ待ち時間があったのでこちらも全く問題ありませんでした。