昨年から今年にかけて話題になったUnihertzの世界最小を謳った4GスマホJelly。昨今の各社似たり寄ったりのスマホとは一線を画するコンセプトで、また製品自体の質も高いというガジェットマニア垂涎の名作でした。先日、そんな彼らが後継機種Atomの発表をしましたので、前機種Jellyとの違い、発売日、最新情報などをまとめてみます。
Tiny on Size, Big on Power
さて、今回発表された新機種Atomのキャッチコピーは”Tiny on Size, Big on Power”ということなので、”小さいのにパワフル”といったところでしょうか。このキャッチコピーの通り、AtomはJelly同様に小さいながらも、さらにパワフルになるんだろうと伺えます。予定されている主な変更点は下表の通り。
Atom | Jelly | |
CPU | 8コア | 4コア |
OS | Android 8.1 Oreo | Android 7.0 Nougat |
メモリ | 4GB | 2GB |
ストレージ | 64GB | 16GB |
バッテリー | 2000mAh | 950mAh |
カメラ | メイン1600万/フロント800万 | メイン800万/フロント200万 |
USB | Type C | Micro B |
サイズ | 96.55×45×18.75mm | 92.3×43×13.3mm |
私がまず注目したのはバッテリーが950mAhから2000mAhに増えたこと。というのも、バッテリーの消耗が激しいことがJellyへの一番の不満点でしたので。2倍以上になることで丸一日持つようになることを期待しています。
前述のバッテリーも含め、全性能がパワーアップしていると言って過言ではないのでしょうか。私はJellyをあくまでサブとして使っているので、CPUやカメラ性能の向上はそこまで興味を惹かれませんね…。サイズが最大5mm程度多くなっていますが、気にするほどではないでしょう。
気になる新機能
新機能としては、IP68、指紋認証、NFCへの対応などがアナウンスされています。IP68というのは、防塵、防水に加え、振動、衝撃、極端な温度にも耐え得る設計になるそうです。ランニングなどの運動中に使うには防水は必須だと思うので、嬉しいアップデートです。NFCは日本で主流のFeliCaとは違う規格なので、残念ながらおサイフケータイや交通系ICカードへの対応はなさそうです。
価格もパワーアップ?
AtomをJellyと比較すると、基本性能が向上していることは間違いありません。しかし、価格もパワーアップしてしまうのだろうなという懸念が生じてきます。FacebookにあるユーザーからのAtomへの声を聞くページでは、値段に関するアンケートが取られていましたが、最も支持を集めていた価格帯は120〜200ドル。現在、前機種のJellyはAmazonで14,000円程度で販売されていますので、おそらくJellyより少し高めの価格帯になるのではないでしょうか。
Atomを47%オフで手に入れるには?
まだ設計段階にあるAtomですが、今のうちにOGadgetにあるUnihertzのページから登録しておくと正規販売価格の47%オフで手に入れることができるそうです。仕組みは登録しておくとキャンペーンが始まった際にいち早くメールを受け取れるというもの。少しでも興味があれば登録しておくことをオススメします。