11月3日の文化の日に第41回府中刑務所文化祭へ行ってきました。はい、刑務所で文化祭です。誤字などではありません笑。府中刑務所では、毎年文化の日に文化祭を開催しており、一般の人も所内の見学が出来るのです。目玉が大きく2つあり、刑務所内を見学できるプリズンアドベンチャーツアーと麦飯定食です。
府中刑務所
府中刑務所は日本最大の刑務所で、最大で約3000人を収容出来るそうです。収容されているのは再犯者や外国人が多く、かの有名な三億円事件が起きたのもこの刑務所の面する学園通りなんだとか。プリズンアドベンチャーツアーで受刑者が使うお風呂を見れたのですが、入浴の注意書きは英語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、ペルシャ語、中国語、韓国語…と他言語に対応しており、外国人の多さが伺えました。普段は縁がない、あっては欲しくないところですね…。
無料駐車場あり
車で近くまで行き、周囲の駐車場を探していたのですが、なかなか良い場所が見つからず。彷徨いながら刑務所の敷地をぐるっと一周すると、なんと所内に無料で停められることを発見。刑務所に併設している刑務所職員の方が住む団地の空きスペースを駐車場として開放してくれていました。駐車場へは刑務所の南にある通りから入れました。
大盛況の刑務所
10時の開場に対して9時半過ぎに到着したのですが、入口には数百人が行列して開門を待っていました。混むとは聞いていましたがここまでとは…。並んでいる人たちは、老若男女問わずに家族連れ、友達同士、カップルなど様々でした。
開場待ちの人々。奥に小さく見える黄色いアーチまで人がぎっしりです。
会場内の地図。入り口は右側の黄色いアーチ、プリズンアドベンチャーツアー受付は左上、麦飯販売は中央上部です。他にも様々な出店がありました。
お待ちかねのプリズンアドベンチャーツアー
一番のお目当だった刑務所内を巡るプリズンアドベンチャーツアーは、10時の開場後そのまま受付に向かいました。このツアーの受付は所内を突っ切り、一度外に出てまた並び直します。一度外に出たので、まさか開門を待つ必要はなかった…？
10時半頃には順番がきて、所内にある刑務作業で使われている工場、お風呂などを見て回ることができました。もちろん、ツアーの道中で受刑者とは遭遇しませんので、刑務所内を見学しているという実感を忘れてしまいそうになりました。ただ、外を見渡せば無機質な高いコンクリートの塀に囲まれており、確かに今自分がいるのは刑務所なんだと思い出させてくれます。普段は決して入れない場所を見れて満足でしたが、欲を言えばもう少し受刑者の部屋や食堂など生活空間が見たかったですね…。
後になって気付きましたが、このツアーは14時頃までやっているとのことだったので、入場後すぐに駆けつけることはないかもしれません。ツアーの後に麦飯を買いに行くと既に売り切れていたので、麦飯→プリズンアドベンチャーツアーの流れが良さそうです。
テントで受付を済ませ、奥にある2つの重厚な扉を抜けると所内になります。
ツアーに際しての注意書き。携帯などはビニール袋にいれて持ち歩く必要があります。当然、写真撮影はできません。
入場券兼出場券。無くして外に出れなくならないよう気をつけました笑。
刑務所職員によるバンド、DEVILS。エルビスの監獄ロックとかやるのでしょうか…。
刑務所作業製品を買うこともできます。府中刑務所だけでなく、全国津々浦々の刑務所から写真の前掛けから家具まで色々ありました。
近くの東京農工大の学生も文化祭に参加していました。
ポニー、ヤギ、モルモットなどと触れ合えます。癒されました。