もし、あなたが「バンドってどんな構成?」と質問されたらどう答えるでしょうか?一般的には、「ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどからなる3〜5人組」だと返すのが正解かと思います。通常、バンドの構成としては、ギター、ベース、ドラムの3つの楽器があり、ここにボーカルが入るのが基本です。3つの楽器で1人ずつ、ボーカルは誰かが兼任するとしても、最低3人は必要なこととなります。3人組のバンドなら3ピース(スリーピース)と呼びます。
しかし、世間には2人組、つまりは2ピース(ツーピース)のバンドが存在します。最低3人は必要なはずなのに2人だけ…。要するに、通常の構成から何かを捨てて、2人組でバンドを組んでいるのです。何かのパートがないので迫力が落ちることもなく、むしろ人数が少ない分、全てのパートで奏でる音が際立つのです。
各バンドについて、簡単な紹介と有名な曲を貼っておきますので、興味が湧いたバンドは是非アルバムで聴いてみてください。記事を書いてて発見したんですが、10分の3でバンド名に”blood”がついていました笑。
1. White Stripes
基本構成:ギター、ドラム
2ピースと言えば、真っ先に思い浮かぶのがWhite Stripes(ホワイト・ストライプス)です。ギタリストであれば、ギターのJack Whiteの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?彼とドラムのMeg Whiteは姉弟という設定でしたが、実は夫婦のデュオだったそうです。
2. The Black Keys
基本構成:ギター、ドラム
サウンドの傾向としては、White Stripesのようなガレージ色が強いですが、The Black Keys(ザ・ブラック・キーズ)は思わず体が動いてしまうような軽快さが特徴かなと思います。2015年に来日予定でチケットを手に入れていたのですが、メンバーの怪我が原因で来日は中止となり、未だに観れずじまい…。いつかライブで観たいバンドの一つです。
3. Twenty One Pilots
基本構成:ピアノ、ドラム
Twenty One Pilots(トゥウェンティー・ワン・パイロッツ)は、扱う楽器がピアノ、シンセ、ベース、ウクレレと幅広く、ラップの要素も取り入れていたりと他とは毛色が異なります。見た目は刺青が入ってるような怖いお兄ちゃんなのですが、音楽は信じられないほど綺麗です笑。万人受けすると思いますし、何よりライブが一番楽しいバンドでもあります。
4. Royal Blood
基本構成:ベース、ドラム
Royal Blood(ロイヤル・ブラッド)はギターではなく、ベースとドラムという構成。歪ませたベースとどっしりとしたドラムとで、サウンドはギターとの2ピースよりもさらにヘビーな感じです。
5. Death from Above 1979
基本構成:ベース、ドラム
私の中で2ピースバンドというと、何故かDeath from Above 1979(デス・フロム・アバヴ・ナインティーン・セヴンティ・ナイン)の印象が一番強いです。サウンドは歪んだベースで突っ走るのみといった潔さで疾走感たっぷり。
6. The Ting Tings
基本構成:ギター、ドラム
どこで一度は聴いたことはあるであろうGreat DJという曲で有名なThe Ting Tings(ザ・ティン・ティンズ)。日本語だとバンド名を口に出すのが少し恥ずかしかったり…笑。どの曲もキャッチーでノリノリ、1stアルバムの”We Started Nothing”はドライブに最適です。
7. Blood Red Shoes
基本構成:ギター、ドラム
美男美女のBlood Red Shoes(ブラッド・レッド・シューズ)は、なんとドラムがボーカルも担当しております。ドラムボーカルは偶にあるスタイルではありますが、体全体を動かしながら器用なもんだなといつも関心してしまいます。ツインボーカルの掛け合いが気持ちいいです。
8. Japandroids
基本構成:ギター、ドラム
最初にJapandroids(ジャパンドロイズ)という名前を見たとき、ボーカロイドと関係ある何かと思ってしまいましたが、れっきとしたロックバンドでした。バンド名を考えたときに折衷案として採用された造語のようです。ノイズ混じりのギターに荒っぽく歌うボーカルがかっこいい。
9. Honeyblood
基本構成:ギター、ドラム
スコットランドはグラスゴーからHoneyblood(ハニーブラッド)。ここまで男性のみか男女の2ピースでしたが、こちらはガールズバンド。グランジやガレージっぽさにどこかポップな感じが軽快で聴きやすいです。
10. Deap Vally
基本構成:ギター、ドラム
Deap Vally(ディープ・ヴァリー)もガールズバンドかつ2ピースという珍しい構成です。重めのサウンドにしゃがれた声がかっこよくて、とても女性二人だけとは思えない迫力です。