iPhone × Android?!
KickstarterでEyeというiPhoneケースが注目されており、私も出資してみました。イスラエルのESTIという企業が出資を募っています。これが普通のケースと思うことなかれ、なんとケースに液晶がついておりiPhoneの背面でAndroidが動くのです。百聞は一見に如かず、まずは公式動画を見てみましょう。
商品レビューで有名なUnbox Therapyでも紹介されています。プロトタイプとのことですが動作も悪くなさそうです。
どうでしょう?ガジェット好きにはたまらない変態っぷりなんです…。1つのスマホに2つの液晶といえば、有名なところではロシアのYotaPhoneがありますね。YotaPhoneのOSはAndroidで、背面にある2つ目の液晶にはE Inkが採用されています。こちらのEyeはiPhoneにもう1つのAndroidデバイスをケースとして追加するというアイデアで、液晶は有機ELが採用されるそうです。対応するiPhoneは6、6s、7とそれぞれのPlus。
気になるスペックは?
Kickstarterで謳われているEyeの主な仕様・機能は以下の通り。
- 5インチ有機EL液晶
- OSはAndroid 7.1 Nougat
- 本体容量は16GBだが、SDカードスロットで256GBまで拡張可
- バッテリーは2800mAhでワイヤレス充電のQiに対応
- Eye 4GではSIMカードスロットが2つ
- iPhoneの背面カメラの確認用として利用可
- NFC
- 3.5mmヘッドホンジャック
- 赤外線リモコン機能
私がいいなと思ったのは4、5、8。もう少し掘り下げてみましょう。
Eyeはワイヤレス充電のQiに対応しており、QiでEyeを充電するとLightningを介して接続されたiPhoneも充電できるとのこと。
Eyeには“Eye”と”Eye 4G”の2つのモデルが用意され、Eye 4GではLTEに対応したSIMカードスロットが2つ付くようです。iPhoneを含め3枚もSIMカードを使いこなすことはないでしょうが、iPhoneにもう1枚というのは色々使い道がありそうです。
対応バンドは以下の通り。
GSM: 850(B5)/900(B8)/1800(B3)/1900(B2)
WCDMA: 850(B5)/900(B8)/1900(B2)/2100(B1)
LTE FDD: 2100(B1)/1800(B3)/2600(B7)/800(B20)
iPhone 7で消えてしまったヘッドホンジャックですが、Eyeには3.5mmヘッドホンジャックがついているため、iPhoneで再生した音楽をEyeを通して聴くことができるようです。
魅力的すぎて懐疑的…?そもそもKickstarterとは?
ここまで読んでいただけたのならEyeが魅力的なのは十分理解してもらえたかと思います。もう魅力的すぎて「本当に実現するの?」と懐疑的になってしまうほどに。
ただし、そもそもKickstarterを始めとするクラウドファウンディングというサービスでは、普通に販売している商品を買うよりもリスクがあります。出資側のメリットとしては、最新の製品をいち早く、かつ安く手に入れることができる。デメリットとしては、商品化の際にデザインや仕様が変わる恐れがあったり、最悪の場合届かないこともあり得るです。今回のようなガジェットですと技適の有無も怪しかったりします。
脅すような感じになってしまいましたが、出資前にリスクを理解することが大切です。気になった方は是非チェックしてみてください。