現在、私はイギリスの大学院に留学しているのですが、学校の開始前に一番困ったことは学費の支払いトラブルです。海外大学の学費は日本に比べてとても高いです。これがトラブルで支払いが確認できないなんて言われた日には絶望ものです。
学費の支払い方法
私の通う大学では、イギリス国外出身の場合、①クレジットカード、②Western Union Business Solutions(以下、WUBS)を通しての海外送金、③小切手の3つが学費の支払い方法として用意されておりました。最初は、クレジットカードで全額払おうとしたのですが、限度額の問題で半分はクレジットカード、もう半分は海外送金という方法を選びました。
クレジットカードの支払いは問題なく済んだのですが、問題は海外送金。結局、最終的に大学側に送金されたのは一ヶ月ほど経ってから。大学の開始日ギリギリになってしまい、WUBSや日本の銀行と不毛なやり取りをする羽目になりました。
そもそも海外送金は面倒
そもそもですが、今回わかったのは海外送金はとても面倒だということ。自分のお金を送るだけなのに、お金の出どころは何か、支払う目的は何かを明らかにし、ようやく送金を「させて頂く」ことができます。
クレジットカードの場合は、普段の買い物と同じでカード情報さえ入力すれば終わりますので、できる限り海外送金は避けた方がいいのではないかと思います。お金が行き着く先は同じ海外なのに、この厳しさの違いは何なのでしょうか。
WUBSとは?
私の大学では、海外送金でWUBSという金融機関と提携していました。仕組みとしては、私がまずWUBSに学費を円建てで支払い、WUBSが大学側にポンド建てで私の代わりに送金してくれるというもの。
具体的には、WUBSが日本のCitibankに口座を持っており、そこに私が入金するという形。国内の口座同士の送金なので、海外送金ではないのではないかとも思いましたが、銀行の方に海外送金に当たるとの回答を頂きました。
WUBSでのトラブル
海外送金の際には、名前や住所、支払い総額、WUBSで発行されたReference番号など必要事項を漏れなく記入し、日本の銀行で手続きを完了しました。
WUBSでは支払いをトラッキングできるサービスが用意されており、①WUBS側に送金されたか、②WUBSでの手続きが完了したか、③大学側に送金がされたかの3段階が確認できるようになっていました。
しかし、数日経っても一向に①の確認がされないため、まずWUBSに連絡を入れました。初めのWUBS側の回答としては、日本からの送金は時間がかかることがあるので心配はいらないと。ここからWUBSとの不毛なやり取りが続くこととなります。
最終的には、私の銀行からCitibankに問い合わせ、WUBS側がCitibankに対して支払いを確認できるReference番号というのを教えてもらい解決しました。
何往復ものWUBSとのメールのやり取りで、私と銀行側がわかる限りの情報を伝えたのですが、WUBSはわからないの一点張りでした。自分の口座の入出金が確認できないなんて、どういうポンコツシステムなんでしょうね。
WUBSで確認できる情報。初めのTransfer fundsがいつまで経っても確認されませんでした。
結論
個人的には、WUBSでの学費の支払いは全くおすすめいたしません。最終的に支払いはできたものの、途中の対応がとても親身とは言えませんし、大金を預けるには心もとないです。海外送金自体がそもそも面倒ですし、可能であればクレジットカードでの支払いを強く推します。