『夏美のホタル』初日舞台挨拶へ行ってきました

『夏美のホタル』公開初日である6月11日、多摩センターのイオンシネマで行われた初日舞台挨拶へ行ってきました。映画本編を鑑賞した後、主演の有村架純さん、工藤阿須加さん、監督の廣木隆一さん、原作者の森沢明夫の4人によるトークが20分程行われました。チケットは完売。多摩センターで完売の文字を見たのは初めてでした笑。

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映画のあらすじ

写真家志望の女性が、父との思い出の森で知り合った親子や老人との交流を通し、成長していく姿を描く。写真家を目指す夏美は、亡き父の形見であるバイクに乗り、かつて父と一緒に見たホタルを探しに森にやってくる。そこでよろず屋「たけ屋」を営むヤスばあちゃんと地蔵じいさんという老親子と知り合った夏美は、2人に自然の中での暮らしを教わり、楽しいひと夏を過ごす。そんなある日、地蔵じいさんには息子と決別したつらい過去があることを知る。(夏美のホタル | 映画.comより)

映画の感想(ネタバレあり)

詳しい内容は書くのを控えますが、全編を通して美しい風景とゆったりとした空気が心地良い映画でした。先日、ラジオで原作者の森沢さんが映画の紹介として「思わず深呼吸したくなる」と話していましたが全くその通りだなと。また、登場人物それぞれの心の葛藤が絶妙に描かれていました。

個人的に一番好きなシーンは、予告編にもある映画冒頭で有村さんがバイクに乗って田舎道を走るところです。このシーンは空撮しながら有村さんが乗った走るバイクを追いかけているのですが、監督によるとドローンで撮影したんだそうです。都会を飛び出した主人公が父との思い出の場所に向かうこのシーンで一気に映画の世界に引き込まれました。

この映画でポイントとなるシーンを3つ挙げるとするなら、①ホタルを見つけるところ、②たんぽぽの綿毛が飛んでいくところ、③地蔵さんの木彫りにお供えするところ、だと私は思います。ただ、この3つのシーンの映像が弱かったのが少し残念でした。暗闇で光る無数のホタルやふわふわ空に向かって飛んでいく綿毛をCGで描いているのですが質がいまいち…。ホタルなんかは本物を使うのが難しいのはよくわかるのですが、映像に完全に溶け込んでいなかったため違和感を感じてしまい、物語への集中が一度途切れてしまいました。

舞台挨拶の感想

有村架純さんかわいい、この一言に尽きます笑。こういう舞台挨拶は初めてだったのですが、映画を観た直後に、先のドローンの件など撮影秘話を本人たちから聞けたりするのにチケット代は通常と同じ、贅沢なものですね。スクリーンに投影された”大ヒット!上映中!”の文に「まだ初日なのに…」と監督がツッコミを入れていたのが笑えました。